台風が近づいているせいで群馬も風が強くなってきています。
台風が来るとなぜかワクワクすることがありますが、それは防衛本能の働きを脳が勘違いしているからなんだそうですが、今日の僕は台風のせいではなくちょっと落ち着きません。
そのワケは嫁の父親がガンの手術だからなんです。
僕にとっては義理の父になる人の手術なので、やはり気がかりではあります。
お義父さんがガンらしいとわかったのは、6月半ばごろだったでしょうか?
健康診断で精密検査を受けるように言われて、地元の大きな病院へ行ったのですが、その病院では検査ができないということで、群馬大学病院に検査入院したのが7月初め。
それからいろんな検査をした結果、胆管にガンがあることがわかりました。
肝臓内の胆管にガンがあるということで、胆管と共に肝臓の左半分も一緒に切除して、腸をバイパスして胆管代わりにするという手術で手術時間は最低でも10時間という大手術です。
しかもこの手術は他のガン手術よりもリスクが高いということを聞きました。
そのリスクというのは手術自体のリスクも高いですし、手術が成功しても、その後の合併症リスクも高いんだそうです。
それらの説明をお義父さんと共に一緒に聞いたんですが、数年前に騒がれた群大病院ということもあり、手術やリスクの説明はかなり丁寧でした。
そのリスクを承知した上で手術をするか?しないか?の選択をしなければいけないのですが、本人も家族も全員、手術できるならした方がいいという結論になりました。
その手術が今日なんです。
朝8時に手術室に入ったのですが、9時間後の今でも手術は続いているようです。
早くてあと1時間、遅くてもあと2~3時間で手術は終わる予定ですが、その後は4~5日は集中治療室で過ごす予定です。
術後の経過が良ければ、その後、普通の病室へ戻り、リハビリをしながら経過を見て、早ければ2週間くらいで退院になります。
万が一、術後の経過が悪く、合併症などが起こってしまった場合は1ヶ月以上、場合によっては3ヶ月くらいの入院治療になることもあるようです。
僕は母親もガンで亡くしていますので、ガンは本当に憎いです。
でも現代で生活している以上、ガンは避けては通れないもので、いつ自分がガンになってもおかしくはないという気持ちもあります。
もし僕がガンという宣告を受けたら、手術はしないで自然に終わるのを待とうと思っています。
そのワケは、手術をしたら何年、寿命が延びるんですかね?
確実に10年以上は寿命が延びるなら、手術をする価値はあると思いますが、5年も持たないなら、手術をしないで1~2年で終わった方が自分も家族も人間らしくいられるんじゃないかと考えているんです。
母は大腸ガンを取る手術をしたのですが、肝臓に転移していたこともあり、その後の抗がん剤治療の甲斐もなく、術後1年ちょっとで亡くなりました。
もし手術をしてなかったら、半年で亡くなったかもしれませんが、どれくらいの命だったのかは今となってはわかりません。
でも手術をしなかったら、余計な入院も怖い思いもしなくて済んだわけですし、自分の死と向き合うことで、人生を見つめられたのではなかろうか?という後悔も少しあります。
そんな経験から僕がガンと宣告されても手術や抗がん剤などの治療はせずに痛みを軽減させる治療だけをしようと思ってはいるのですが、いざその時が来たら命乞いをしてしまうかもしれません。
人間って恐らくそんなもんなんじゃないですかね。
だってどんなに強くありたいと思っていても、誰しも弱いものですから。
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