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え?どんでん返しってこれ?『葉桜の季節に君を想うということ』を読んだ感想

寝る前に睡眠スイッチをいれるためのルーチンを入眠儀式などと言いますが、僕の場合の入眠儀式は読書です。

読書と言っても、読むジャンルはミステリーと決まっています。

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以前も書きましたが、どんでん返しや張り巡らされた伏線、あなたは必ず騙されるなどのワードを見ると読まずにはいられないんですw

そんなわけでおもしろいミステリーを調べてみたことがあるんですが、その結果、高評価だったのが道尾秀介の『向日葵の咲かない夏』と歌野晶午の『葉桜の季節に君を想うということ』でした。

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『向日葵の咲かない夏』は2017年の3月に88円の古本を買い、すぐに読み終わったんですが『葉桜の季節に君を想うということ』は人気があるのか?100円では買えなかったんです。

で、ミステリー小説のストックが無くなってしまったので、本探しをしていたら『葉桜の季節に君を想うということ』が200円で売られてたんです!

おもしろいミステリー小説で探すと必ず名前が上がる『葉桜の季節に君を想うということ』はどうしても読んでみたかったので、100円以上の古本は買わないという掟を破って買ってみたんです(^▽^;)

数日後、古本が届いたのですが、文庫本だと思っていたら単行本でしたw

だからちょっと高かったのかなどと思いながら、叙述トリックの傑作との呼び声高く、ミステリーファンを唸らせる内容とはどんな内容なんだろうということが気になり、真っ先に『葉桜の季節に君を想うということ』を読み始めました。

読み始めた時に思ったのは「葉桜の季節に…というタイトルと内容のイメージが合わない」ということでした。

それでも、ミステリーファンが絶賛しているわけですから、そのうちアッと驚く仕掛けがしてあるんだろうと思いながら読んでいました。

もちろん読み進める過程でも伏線に注意しながら読んでいたんですが、特にこれと言った展開も無く進んでいき、最後の方になってようやく「え?どゆこと?どんでん返しってこれ?」という場面に遭遇し、そのままダラダラと読み終わりました。

騙されたかと聞かれれば、確かに騙されました!叙述トリックで見事に騙されました!はい!

いやいや、これを読んで騙されない人は皆無でしょうw

でも……思ってたんとちゃう!(^▽^;)

え?こういう騙され方ってミステリー的にどうなの?って思っちゃったんですよねえ…スッキリ騙されたという感じではなく、もやもやの残る騙され方でしたw

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僕が思っていたのは、ストーリーでミスリードされて、最後の種明かしで「あぁ!そういうことだったのか!やられたw」的な騙され方を期待していたんですが、実際はストーリーで騙されたのではありませんでした。

ストーリー的には別々の話があり、それがどうやって繋がっていくのか?ということなんですが、ひとつだけどうしても解せない内容があるんです。

ちょっとだけネタバレになりますが、ストーリーにヤクザの話が長々出てくるんですね。

その話自体は本編のストーリーとはまったく関係ない話で、これが最後には繋がってくるんだろうか?と思ったんですが、結局、なんの繋がりも無いまま終わり(^▽^;)

一体なんだったのか?とさんざん考えてみたんですが、思い付くのは主人公の探偵としての力量を見せるため?主人公の気持ちが出来上がる過程?くらいしか思い浮かびませんでした。

僕の頭が悪いからなんでしょうけど、ハッキリ言って『葉桜の季節に君を想うということ』を絶賛している人たちの気持ちがわかりません(^▽^;)

『向日葵の咲かない夏』も同じでしたが、僕の中では『葉桜の季節に君を想うということ』もミステリーとは呼べませんねぇ…

それでもこれから読む人たちのために最大限の誉め言葉を送るとすれば…

『葉桜の季節に君を想うということ』 は絶対に映像化はできません!文字だから必ず騙されるのです!

ということですw映像化しちゃったらトリックが成り立ちませんからねw

これはかなりいいヒントだと思うのですが『葉桜の季節に君を想うということ』を読んだ人ならわかりますよねw

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