寝る前にこれをすると睡眠に入れることを睡眠スイッチなどと言いますが、僕にとっての睡眠スイッチは小説を読むことです。
と言っても、ジャンルはミステリーオンリーなんで、あまりにも引き込まれ過ぎたり、最後の謎解きシーンだったりすると睡眠スイッチが入るどころか起床スイッチが入ってしまうことも(^▽^;)
そんなわけで小説のストックが少なくなってくると不安になるんで1度に中古の安い文庫本を買い込みます。
先日はこの記事でも紹介したようにネットオフで88円の中古本を14冊買ったのですが、その中でイチバン読みたかったのが『向日葵の咲かない夏』というミステリー小説。
なぜ『向日葵の咲かない夏』が読みたかったかと言いますと僕のツボでもある“大どんでん返し”や“伏線を回収”がおもしろい小説の紹介には必ずと言っていいほど名前が挙がっていたからなんです。
さらに本格ミステリー大賞の候補にもなっていたということで、ミステリー好きとしては是非とも読んでみたいと思うんですよね(^―^)
で、近くの古本屋に行った時などには必ず探してみてはいたのですが、100円コーナーには売られていなかったんです。
それがネットオフで探してみたら88円コーナーにあったので一番最初に買い物カゴに入れましたよw
本を注文したのが3月2日で届いたのが3月4日でしたが、まだ読み掛けの本があったので、向日葵の咲かない夏を読み始めたのが3月10日前後だったと思います。
それから2週間、ようやく読了したのですが、一番初めに思ったことが「ん?これってミステリー?」でした^^;
本格ミステリー大賞候補などで前評判が良かった分、期待し過ぎたのかもしれませんが、読み進めていく内に謎の答えの可能性は十分に予測できたので、謎解き後の衝撃も言われているほどではありませんでした。
確かに伏線の回収はしっかりされていましたが「あぁ、そーゆーことか」と納得したのはわずかだったので、騙された感はまったくありませんでしたから、僕の描いていたミステリーの定義とはちょっと違っていた感じです。
まだ向日葵の咲かない夏を読んでいない人のために詳細は省きますが、すべてを読み終えた今でも残っている謎は「向日葵の咲かない夏というタイトルの意味」と「すべてミチオの妄想なのか?それとも本当に生まれ変わりなのか?」ということとくらいですね。
そんなわけで僕の中で『向日葵の咲かない夏』はミステリーというジャンルではありませんでした。
かといってホラーでもありませんし、サスペンスとも違う気がしますから、ジャンル分けは難しいです。
でもまあ、読んでいる途中では、謎の解明が気になったことは確かで、しっかりストーリーに引き込まれているわけですから、決して駄作というわけではありませんし、こういったストーリー展開もミステリーの内と考えてもいいのかもしれないとも思っています(^―^)
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