嫁が精神科に入院したことから、初めて知ったことも多いですが、単に入院と言っても「医療保護入院」と「任意入院」というのがあるんですね。
医療保護入院と言うのは、医師の判断と保護者の同意があれば入院する本人の医師には関係なく入院させられることで、簡単に言えば強制入院ですね。
それに対し、医師が入院の必要があると判断し、その診断を受けた本人が自らの意思で入院することを任意入院と言います。
どちらも入院することには変わりないのですが、決定的に違うのが本人の意思が尊重されるか否かということなんです。
救急車で精神科に運ばれた嫁はその時、錯乱状態だったので医師の判断と保護者でもある僕の同意で医療保護入院になりました。
医療保護入院で入院すると本人の状態が落ち着いて、意見が言えるようになってもなにひとつ聞いてくれません。
精神科に入院するということは、完全に閉じ込められる、いわゆる閉鎖病棟になる場合が多いようですが、嫁の場合も閉鎖病棟でした。
閉鎖病棟はすべてのドアに鍵がかけられていて、外の空気を吸いたいと思って、要望を出したとしても一切聞き入れてくれません。
錯乱状態が収まり、ほぼ普段の自分に戻っているのにそんな状況で生活していたら、おかしくなくてもおかしくなっちゃいますよね。
そんなことから、今日はケアワーカーとアポを取り、話し合いをしに行ったのですが、僕が行った時には今日から任意入院に切り替えましたと先手を打たれました(^▽^;)
先手を打たれたと言っても、任意入院に切り替わったということは、本人にとっても僕にとってもとても喜ばしいことなので、手間が省けて良かったんです。
任意入院に切り替わったということは、本人の意思で退院したいと言えば、基本的には退院ができる状態になったということなんです。
それだけでなく、外出や外泊も希望すれば病院側は拒否できません。ただし、医師が了承すればという条件が付きますが。
ただそこの病院には普通の一般病棟は無く、すべて閉鎖病棟なので完全な自由というわけにはいきませんが、今までの規制だらけの入院生活から比べれば、雲泥の差で自由が利くようになるわけですから、嫁のストレスも軽減されるでしょう。
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