今年の春ごろだったか?金曜ロードショーで2週連続で放送した映画「ソロモンの偽証」をようやく見ました。
1週目は「前編・事件」2週目は「後編・裁判」と4時間近くの映画ということで、なかなか見られなかったんですが、女流ミステリ作家の大家、宮部みゆき原作ということで、どんなミステリがあるんだろうとずっと気になってはいました。
民放がつまらなくて、YouTubeも飽きたので、何気なく前編を再生し始めたんですが、どんどん引き込まれていってしまい、結局、一晩で全部見終わってしまいました^^;
映画の公開は2015年の3月と4月なので、今さらストーリーをなぞってネタバレをどうぞというのもアレなんで、単純に感想だけを書きます。
まず全体的にはおもしろかったです。
男子中学生の謎の死。状況的には自殺と結論づけられるのですが、謎の告発文が送られてきたことから、いろいろな思惑が絡み合っていきます。
クラスメイトの死に関わる事柄に迷い、揺れ動く中学生の気持ちが固まったことから、真実が暴かれていくのですが、中学生の子供を持つ僕は心に染みました。
映画の出来映えに関しては評論家ではないのでわかりませんが、中学生の子供を持つ親としては、もしウチの子が映画の中の子供のような立場だったら、どうしたら良いのだろう?と考えてしまいました。
親としてみれば、なんでも相談してほしいというのが本音ですが、中学生くらいだと親だけには絶対に言いません。
なのでどうすれば良いのかを考えるのですが考えたところで、こうすればいいという答えは出てきません。
奇しくも9月1日は1年の内で子供の自殺が極端に増える日ということで、余計に考えさせられてしまいました。
とにかく中学生くらいの年代の子供にとって、諸悪の根源はイジメです。
昔からイジメはありますし、これからも無くなることはないとは思いますが、一番困るのがイジメを受けている方はいじめられてると感じるのにいじめている方にはイジメという意識が無い場合ですよね。
いずれにしても中学生の子供を持つ親ができることは「何があっても常にあなたの味方だよ」ということを繰り返し、発信し続けるしか無いのかもしれませんね。
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