昨夜は嫁が入院して初めての日曜の夜でした。
毎週のことなんですが、日曜の夜というのはどうしてもイヤな気分になってしまうんですよねえ。。。
その上、嫁がいないとなるといつもに増して、寂しいというかなんというか、ヘンな気分だったんです。
そんな時は映画を見て、現実逃避をするのが昔からの僕の攻略法なんで、録画しておいた映画『藁の楯(わらのたて)』を見ました!
藁の楯の大まかなあらすじを一言で説明すると、子供を暴行して殺してしまう殺人犯に孫を殺された大金持ちが、その殺人犯を殺してくれた人に10億円払うという新聞広告を出したことから、殺されそうになった犯人が自主してきたんですが、48時間以内に東京へ移送しなければいけないという状況になります。
しかし、子供殺しの憎き殺人犯を殺せば10億円がもらえるということで、多くの日本国民が殺人犯の命を狙うことになり、そう簡単に移送はできないという状況なわけです。
その移送役に要人警護のSPと刑事たちが選ばれるのですが、それぞれの思惑がいろんな形で絡んでくるというものです。
こういった設定の物語は、読んだことも見たことも無かったので、どうなるんだろうという気持ちで楽しみにしながら見始めました。
物語が進むにつれ、感情移入してきてしまい、最後まで殺人犯を守ろうとするSPに腹が立ってきてしまいました。
誰がどう見ても、子供殺しの犯人はヒドイ人間なので、なぜそんな人間の命を守らなくてはいけないのか?という気持ちになりました。
僕はもともと、悪いヤツはそれなりの報いを受けるべきという考えの持ち主なので、死刑廃止論を唱える人たちの意味がわからないくらいですから、犯罪者なんか守る必要はないと強く思っています。
それだけでなく、殺人犯は守られてるのに、死ななくてもいい刑事や一般人が何人も無意味な死を遂げてしまうんです。
そんな理不尽なハナシあります?
本来なら死ななくてもいい人たちが死ぬことになり、死ぬべき人間が守られて生きてるなんて。。。僕は断じて許せません!
だいたいSP自身だって、過去の事件がトラウマになっているのに、なぜそこまで任務に忠実なのか?まったく意味不明です。
仕事だから?全然カッコよくないですし、そんなのキレイごとにしか見えませんでしたよ。
映画の作りの話や細かい設定はどうでもいいんですが、とにかく見終わった後の不快感はここ数年で一番でした。
というか、史上最高にイヤな気分になった映画かもしれません。
この映画を見て、藤原竜也はもちろん、キレイごとだらけの大沢たかおも嫌いになりましたが、一番嫌いになったのは監督の三池崇史ですね。
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