新型コロナウイルスの影響でマスクの品切れ状態が続いています。
家族3人全員が花粉症という我が家では、毎年春先には花粉症対策として100均の使い捨て不織布マスク(サージカルマスク)を利用していますが、現在、家にある在庫も20枚ほどなので今回のマスク不足でヒジョーに困ってます…
売ってないだろうなぁとは思いつつも、運良く入荷したタイミングに出くわすかもしれないと淡い期待を込めつつ、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、100均に寄った時には必ずマスク売り場を確認しますが、案の定、売り切れなんです(-_-;)
もちろん、ネットでも在庫有りのマスクを探しては見ていますが、通常100均では税抜100円で買える1箱30枚入り不織布が平気で1000円、2000円で売られています。
もう何年も1箱100円で買っているマスクを10倍、20倍で買うのはいくら新型コロナと言えどもどうしても納得できない!
ということで、思いついたのが不織布マスクの再利用でした。
不織布マスクを再利用するためにはマスク自体を消毒すればいいのでは?と考えたのでどうすれば良いのかを調べてみました。
不織布マスクは洗濯できる?
不織布マスクを再利用しようと思った時、最初に思いつくのが洗濯です。
昔ながらのガーゼマスクは洗濯するのが当たり前ですが、ペラペラの紙のような不織布マスクは洗濯できるのか?洗濯できるとしたらそのやり方は?などの疑問がありました。
そこでいろいろ調べてみたところ、不織布マスクを洗濯すると見た目にはそれほどの変化はありませんが、マスク自体の繊維が傷み、ウイルスを防ぐ効果がめちゃめちゃ低くなってしまうらしいんです。
どうしても洗濯したい場合は、1リットルの水に台所用洗剤を小さじ1くらい入れ、その中でマスクをやさしく手洗いしてからよく乾かせばいいという意見もありました。
しかし、洗濯するとマスク自体の構造が変わってウイルス予防効果が下がってしまうと聞くとマスクの意味が無くなってしまいます。
不織布マスクの煮沸消毒は?
次に思い付くのが煮沸消毒です。
新型コロナウイルスは『56度で30分』で撲滅できると言われているので、マスクを煮たり、蒸したりすれば再利用できるのではないかと思います。
ところが、マスクのウイルス予防効果というのは、口や鼻から侵入するのを防ぐことよりも、マスクの素材自体の科学反応でウイルスなどを吸着するようにできているようです。
煮沸消毒することで、化学反応が低下し、ウイルスなどを吸着させることができなくなるようです。
不織布マスクのアルコール消毒は?
では、アルコール消毒はどうでしょうか?
マスクの表面をアルコール消毒して乾かせば、再利用できそうな気がします。
実際、マスク用アルコールスプレーなどの商品もありますからね。
ところが、専門家の意見として不織布マスクの表面は防水処理されているので、アルコールスプレーをしたところでマスク内部に侵入してしまったウイルスを除去するのは不可能だと言われていました。
さらにマスクにアルコールを付着させることによって、防水加工が破壊されてしまい、逆にウイルスなどを侵入しやすくさせてしまう可能性も考えられるのだとか。
不織布マスクの再利用は無理?
そもそも不織布マスクは使い捨てが前提で作られているものですし、水分などで濡らすこと自体、マスク本体のろ過効果が薄れるいう説を多く見かけました。
ということは結局、不織布マスクの再利用はできないのでしょうか?
いやいや、使い捨てしたいのはヤマヤマだけど、欲しくても入手できない現状だから泣く泣く再利用しようとしてるわけなんですよ?
ということでさらに深掘りしていくと、そもそもマスクというのは感染している人がウイルスをまき散らさないためにするもので、ウイルスの侵入を防ぐ効果はあまり期待できないという説がありました。
ウイルス感染を防ぐ最も効果的な方法は手洗いなんだとか。
なんでも、ウイルスに感染する経路としては飛沫感染などよりも、いろいろな場所に触れた手を自分の顔に持っていくことで感染してしまう場合が多いらしいんですね。
ということは、新型コロナの感染予防のためではなく、花粉症対策としてだったら、究極な話、しないよりはマシという程度だったとしても消毒して再利用できるんじゃないですかね?
とりあえずマスクが安定供給されるまでは、マスク用アルコールスプレーの入手に全力を尽くそうと思ってます。
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